規則正しい生活が好きな息子
息子は自閉症ゆえ困ることもありますが、反面この自閉症の特性ゆえ自立に役立つこともたくさんあります。
息子が小学6年生のときから、私は息子には朝食はひとりでできるように教えてきました。
簡単な朝食なので、いつか私がいなくなっても自分でできるようにと願っております。
たとえば、将来ひとりで暮らすことができて日中ヘルパーさんが世話をしにきてくれるようになったとしたら、朝ごはんくらいは自分ですませたほうがいいでしょう。
息子の朝食
*アップルジュース
自分でグラスに注ぎましょう。
*シナモンシュガートースト
トースターでパンを焼きましょう。
バターはナイフでとり、トーストにぬりましょう。
シナモンシュガーはトーストにふりかけましょう。
*ヨーグルト
ふたをとり、スプーンで食べましょう
*果物
フォークで食べましょう。
バナナは皮をむいて食べましょう。
**食べ終わったら、自分の食器は自分で洗いましょう。
これを毎朝きっちりとやることをもう5年続けています。
そして、息子はいつも同じ時間に同じように動きます。
なので、寝坊もなければ、遅刻もしません。
15歳の男の子なら自分で朝食を用意して食べることはできるかもしれません。
でも、実際に自分でやっている子はどのくらいいるのかな?
毎日続けている子はどのくらいいるのかな?
自閉症の特性、ルーティンで動く。
この特性は自立には役立ちます。
そして、食べ終わったとき、「ごちそうさまでした」と言う息子。
これはマナーというより、彼のルーティンです。
でも、社会ではこれができないことは恥ずかしいことです。
マナーでもルーティンでもかまいません。
私はこうして社会で生きていくことを身につけていくことが大事だと思っています。
私が一番うれしいのは、息子の無邪気な笑顔。