私の息子は自閉症、知的障がい、そして天使

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仕事

うちの息子のように知的障害のある自閉症の子が大人になって仕事に就くことは本当に大変。

一般企業に就労するのは難しいとしたら福祉での就労支援を受けることになるのでしょう。

 

障がい者だから、福祉だからと、いって甘えるのは私は息子に臨んでいない。

息子は社会で生きる人であってほしい。

 

息子が小学4年生だったかな、初めて彼に仕事を与えたのは。

 

お手伝いはいつまでもママの仕事の一部でしかない。

あなたがすることはあなたが完結させてほしい。

ママが終わらせなくていい仕事をしてほしい。

 

たかだか10歳の息子にこんなことを言った。

 

息子の仕事は朝食後自分の食器を洗い、テーブルを拭いてクロスをかけることにした。

もちろん、テーブルを拭いたお雑巾は自分でゆすぐ。

 

仕事は思いつきでやるものでもなければ、気分でさぼるものでもありません。

仕事は毎日やることです。

私は毎日息子にそう言ってきた。

 

お手伝いしてくれるのはママはうれしい。

でも、私は息子が社会に生きる大人になったとき、しっかりと自分の役目を果たせられる社会人であるように願う。

 

習得に時間のかかる息子だから、子供のころから

仕事をすることを仕事とした。

 

今、15歳。特別支援学校高等部1年生。

毎朝仕事をしてから登校している。

いつか社会で立派に生きていかれるように、仕事する息子の背中をみつめている。